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ウメの主要生産地・和歌山県みなべ町でクビアカツヤカミキリの被害確認、県は警戒を強化

ウメの主要生産地・和歌山県みなべ町でクビアカツヤカミキリの被害確認、県は警戒を強化

和歌山県は28日、ウメやモモ、スモモなど多くの果樹に被害をもたらす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」が、同県内最大のウメ産地であるみなべ町で確認されたと発表しました。この報告は、2月に有田市で新たな被害が確認されて以来のものです。現在までに、和歌山県内では計7市12町にわたってクビアカツヤカミキリによる被害が広がっています。ウメを主要作物とする地域での新たな被害発生に対し、県は警戒を強めている状況です。

和歌山県の調べによれば、みなべ町内のウメ農家から24日にクビアカツヤカミキリの幼虫が排出する「フラス」(ふんと植物片を混合したもの)が届けられ、県の専門チームが調査に乗り出しました。その結果、該当農園内でウメ1本が被害を受けていることが確認されました。今後は、被害が報告されたウメ園から半径1キロ以内にあるウメやサクラ、モモ、スモモの樹木を対象に、さらなる調査と監視活動が行われる予定です。

みなべ町は和歌山県内でウメの栽培面積および収穫量のトップを誇り、地元経済にとって極めて重要な役割を果たしています。この地区では、特にウメ、モモ、スモモが県全体の果物収穫量の約3割を占めるほどです。このような背景から、和歌山県は住民に対し、「自宅や近隣でサクラやウメなどの被害が発生していないか確認をお願いします」という呼びかけを行っています。

この問題は平成29年7月に同県北部のかつらぎ町でクビアカツヤカミキリの成虫が初めて発見されたことから始まりました。その後、令和元年11月には同町で最初の被害が確認され、以降県内を南部へ向けて広がっている状況です。今回みなべ町での確認は特に深刻とされ、地元農業界や政策担当者からも関心が高まっています。県は迅速かつ効果的な対策を講じることで、この侵略的外来種の影響を最小限に抑えようとしています。

クビアカツヤカミキリはウメやサクラなどの樹木を枯死させる可能性が高く、地域経済だけでなく生態系にも大きな影響を与えます。そのため、県は市民と連携しながら被害の拡大防止に努めており、専門家や農業関係者の協力も得ながら対策を進めています。このような状況下で、県は引き続き情報収集と広報活動に注力しており、住民からの被害報告やフラスの持ち込みも歓迎する姿勢を示しています。

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