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アジア大会体操女子個人総合で杉原愛子が金メダル、日本初の快挙

アジア大会体操女子個人総合で杉原愛子が金メダル、日本初の快挙

アジア大会における体操競技の女子個人総合決勝で、日本代表として出場した杉原愛子が見事金メダルを獲得しました。この試合は団体総合予選も兼ねており、杉原の圧巻の演技によって日本チームは首位で次のステージへと進出しました。計55.599点を記録した彼女のパフォーマンスは、種目別でも初めて金メダルを手にする快挙となりました。

決勝戦では、自身が演じるべき演技だけに集中し、観客や記録される得点のことは脇に置いて臨んだという杉原。五輪に2度出場した経験を持つ27歳は、「終わって『あれ?』みたいな驚きの方が大きかった。点数は気にせず、目の前の演技に集中していた」と振り返ります。この日、彼女は段違い平行棒と平均台を落ち着いて乗り切ることができましたが、種目別で世界選手権の金メダリストでもあるゆかではラインオーバーのミスを犯してしまいます。それでも13.700点は十分に高い得点だったものの、「絶対に(最終種目の)跳馬で取り返すぞ」という闘志が彼女を後押ししました。

その跳馬では、内村航平さん(元世界王者)らから助言を得て習得した「ユルチェンコとび2回ひねり」という大技を成功させました。力強い助走から跳馬に背を向け、両手で突き放すこの技は観衆の度肝を抜くものでした。余裕を持ってひねり切ると、着地はわずかな動きに留められました。その上々の出来に思わず破顔し、「跳馬での成功が全てだった」と満足そうに話す杉原。

2021年の東京五輪後、一度は競技を離れました。以前の杭州アジア大会ではテレビ局のリポーターとして活動し、「再び日本代表に戻りたい」という想いから現役復帰を決意した背景があります。今回の金メダルは、その決断が報われた瞬間と言えるでしょう。

23日に行われる団体総合決勝では、日本女子チーム初優勝がかかっています。杉原は「しっかりコンディションを整えて、一番いい色のメダルを取れるように、チームで楽しみたい」とリーダーとしての覚悟を固めました。彼女が示した強さは後輩選手たちにも大きな影響を与えています。

一方、16歳で今シーズンのシニアデビューを果たす西山実沙(なんばク)も表彰台の上に立っています。最初の段違い平行棒では14.533点と好発進しましたが、続く平均台で落下してしまいます。しかし、仲間たちからの励ましを受け、「その後の演技が丁寧にいけた」と語ります。「団体優勝が一番の目標。(個人総合の)金メダルは取れなかったけど、明日につながる演技はできた」と次の舞台を見据えています。西山もまた杉原と同じく、チーム一丸となって目標達成へ向けて邁進することになります。

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