スポーツ

サッカー漫画界の巨匠が名誉会長に、「キャプテン翼」高橋陽一さんのパデル愛

サッカー漫画界の巨匠が名誉会長に、「キャプテン翼」高橋陽一さんのパデル愛

28日、愛知県名古屋市東区の東スポーツセンターで開催されたアジア競技大会において、テニスとスカッシュを融合した新感覚ラケットスポーツ「パデル」が注目を集めた。この日の興奮冷めやらぬ中で、意外な訪問者が関係者席に姿を現した。その人物は、サッカー漫画界の巨匠「キャプテン翼」の作者として知られる高橋陽一さんだった。黒縁眼鏡にグレーのシャツを着こなし、試合を楽しそうに見つめていた彼は、単に観戦するだけではなく、この歴史的瞬間に立ち会うために訪れたという。

高橋陽一さんがパデルを愛するきっかけは、10年以上前にスペインでサッカー選手と共にプレイしたことに始まる。その魅力に取りつかれた彼は、帰国後も続けており、現在66歳にして月に3回の頻度でコートを駆け巡っている。「色々なスポーツが好きですが、最近一番やっているのはパデル。壁を利用することから生まれる立体的なゲーム展開が面白くて、頭脳をフルに使う点も魅力」と高橋さんは語る。

日本パデル協会の名誉会長として活動する彼は、同スポーツの普及に尽力。自身が名を冠した「高橋陽一カップ」も主催し、東京都調布市には「キャプテン翼パデル」というコートまで開設している。さらに今夏からは、人気漫画とのコラボ応援Tシャツも販売を始め、「売り上げの一部を選手の海外渡航費に充てる」という社会的な取り組みも進行中である。

アジア大会で日本チームがレバノンペアと対戦し、安藤輝明(NEUX)・中村進之介(CHIGASAKI PADDLE CLUB)組が見事勝利を収めた試合は、「接戦のすばらしいゲームだった」と高橋さんも観客として楽しんだ。また、ほぼ満席の観客席に対して「自分が思っていた以上にお客さんが入っていて良かった」と笑顔で感想を述べるなど、パデル競技の普及に期待を寄せている。

日本や世界各国で約3500万人が楽しむパデルは、150カ国以上でプレイされており、その歴史的な1ページ目をアジア大会で見たいという思いから高橋さんが名古屋に足を運んだ。親しみやすさも兼ね備えており、「テニス経験者はもちろん、初心者でも楽しめる」とアピール。「1回プレイすると、のめり込むと思う」という彼の言葉通り、競技人口が増え続けている様子を目の当たりにした。その一方で、パデルを題材に漫画を執筆する予定は今のところないと述べ、「現在は他のプロジェクトに集中している」と説明していた。

返信を残す