2023年9月26日に控える「世界避妊デー」前夜、アリナミン製薬は緊急避妊薬「レソエル72」を販売することで知られている。同社は9月25日に東京・渋谷で避妊に関する人々の理解度や実態を明らかにするための街頭調査イベントを開始した。このイベントは翌日26日も引き続き行われ、参加者は避妊に関する知識をクイズ形式で学ぶ機会が提供された。
日本では、性交後72時間以内に服用すれば予期せぬ妊娠を防ぐことが可能な緊急避妊薬(アフターピル)の市販化が昨年2月から始まり、医師の処方箋なしで薬局やドラッグストアで購入可能となった。この変更により、「ノルレボ」(第一三共ヘルスケア製)と「レソエル72」の2種類が手軽に入手できるようになり、いずれも購入者は服用する女性本人に限定されており、薬剤師の面前での服用が原則とされている。
アリナミン製薬は市販化から半年以上を経た中で、避妊に関する人々の実際の認識を探るため、本イベントを企画した。この場では、いざという時に役立つ緊急避妊薬に関する知識が気軽に学べるよう計9問のクイズが設けられた。
例えば、入り口に掲示されていたパネルでは緊急避妊薬を服用するタイムリミットに関する問題が提示されており、来場者は72時間(3日以内)、96時間(4日以内)、120時間(5日以内)という3つの選択肢から正しいと思うものをボールに入れて回答した。パネルの裏側へ移動すると「72時間以内に服用!」という解答があり、他参加者が選んだ結果が可視化された。
さらに、来場者は自由な意見を書き込むコーナーも設置されており、その中で子供たちへの性教育の充実が求められる声が多く寄せられた。
イベントに参加した東京都在住の自営業女性(40歳)は「緊急避妊薬は必ずしも病院でしか入手できないと思っていました。ドラッグストアでも購入可能であることが広まれば、困難に直面している女性たちの助けとなるかもしれません」と述べている。
アリナミン製薬の担当者は「女性だけでなく男性や広範囲の世代にこのイベントを訪れてもらい、緊急避妊薬に関する正確な情報を提供する機会としたい」と述べた。これは「性と生殖に関する健康と権利(SRHR)」の重要性を伝える国際的な啓発デーである世界避妊デーの一環であり、女性が自ら子供を産むか否か、いつ何人産むかを決定する権利と責任についても強調している。
こうした取り組みは、社会全体の避妊意識向上や性教育の普及を目指し、参加者が現代的な健康問題についてより深く理解することを促進している。
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