阪神淡路大震災後の復興に向けた願いを表現した合唱曲「しあわせ運べるように」で知られる臼井真さんをしのぶ会が、神戸市北区にある神戸親和大学で開催されました。この会は26日に行われ、教え子や関係者約200人が参列して臼井さんを偲びました。
臼井真さんは、阪神淡路大震災の際に神戸市立小学校で音楽教諭として勤めていた人物です。この地震が発生した直後の2週間以内に、復興を願う心情を込め「しあわせ運べるように」を作詞・作曲しました。これは神戸だけでなく、東日本大震災や熊本地震の被災地でも歌い継がれ、さらに海外でも翻訳されて広く愛される復興の象徴的な曲となりました。令和3年度には神戸市の第二番目の市歌に指定されたこともあり、その影響力は計り知れません。
臼井さんは定年退職後、神戸親和大学で教壇に立ち続け、多くの生徒に歌唱指導を行うと同時に講演活動も積極的に行っていました。その功績が認められ、7年度には兵庫県の名声を高めた「県勢高揚功労」の表彰を受けています。
しのぶ会では、臼井さんが作詞・作曲した合唱曲4曲、「あなたの心に」「見えない翼」を含む、教え子ら約50人による合唱が披露されました。参列者全員で最後に「しあわせ運べるように」を歌い上げたことで、会場は感動的なハーモニーに包まれました。
臼井さんのゼミ生代表である栗林要さん(22歳、4年生)は、「先生から受け継いだ音楽への情熱や歌うことの喜び、そして人々を大切にする姿勢を次世代に伝えていく」という決意を述べました。臼井さんが遺した音楽とその精神は、これからも多くの人々に影響を与え続けることでしょう。
臼井真さんの作品や活動は、単なる音楽以上の価値を持ち、復興への希望や人々の心をつなぐ力を示しています。彼の死去からも多くの年月が経過した今でも、「しあわせ運べるように」は世代を超えて愛され続ける楽曲として、その存在感を増し続けています。臼井さんの音楽的足跡はこれからも多くの人々に記憶され、影響を与えていくでしょう。
この会はただ単に過去を振り返るだけでなく、臼井さんが残した音楽的・精神的遺産を次の世代へと引き継いでいくための場でもありました。参列者や教え子らは今後も彼の意志を胸に、音楽活動を通じて社会に貢献し続けることを誓っています。臼井さんの生きた証である「しあわせ運べるように」は、これからも多くの人々に希望と勇気を与えていくことでしょう。
この様な状況下で臼井真さんの存在が如何に大きかったかが再認識される場面でもあり、多くの参列者から感謝の声が寄せられました。彼の音楽的遺産はこれからも後世へと受け継がれていくことでしょう。
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