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アジア大会で銀メダル獲得のスケートボード・織田夢海、逆転を見送った背景とその思い

アジア大会で銀メダル獲得のスケートボード・織田夢海、逆転を見送った背景とその思い

名古屋市出身で19歳のスケートボーダー、織田夢海がアジア競技大会(愛知・名古屋)にて女子ストリート部門で銀メダルを獲得しました。この日の試合は彼女にとって、自身の力量を評価する良い機会でありながらも「金」を逃す結果となり、その中で大きく成長を見せました。

スケートボード・ストリート競技は45秒間のコース滑走「ラン」と一発技の実演「トリック」の両方で点数を競います。織田はこの日、ランの最初と二回目で失敗し苦戦しましたが、「3回目のランでは緊張しながらも技の難易度を下げて71.21点を記録しました。その時点で、トップの中国選手とは8.58点差がありました。

迎えたトリックの最初の試みでは、「キックフリップ・フロントサイド・フィーブルグラインド」という世界最高難度の技を見事に成功させ、その結果161.96点となりトップに立ちました。しかし、この時点で織田はすでに試合から脱落していました。ランが終了した際に中国選手が86.84点を出しトップに返り咲いていたのです。

それでも、織田は「Kグラインド・ノーリーフリップアウト」という技で73.11点を挙げましたが、この選択は得点的に効果的ではなかったと言えます。彼女自身も「本当はランの中で出す予定だった」と語っています。

通常、最初のトリックが成功したら残り2回の挑戦枠を利用し、さらなる高得点技にチャレンジすることがセオリーです。しかし織田は「キックフリップ・フロントサイド・フィーブルグラインド」以上の得点を出せる技を持っていなかったため、最終的にその可能性はありませんでした。「1回目のトリックが成功した時点で私のベストスコアは決まっていました」と彼女は振り返ります。

織田は今後、より高難度な「バックサイド系」技を練習中であり、「その技にけがをしてしまったので再び基礎から取り組んでいます」と明かしました。彼女はスケートボード界で経験を積みながら、ランの精度向上やトリックレパートリーの拡充といった課題に取り組んでいます。

「愛知県民の皆様から受けた熱いご声援は本当に嬉しかったです」と地元への感謝を述べ、「しかし、やはり金メダルが欲しかった」と語る彼女の表情には悔しさが滲んでいました。前回大会では4位となっており、今回銀メダルを獲得したことで、地元からもその成長ぶりを見守られたのです。

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