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中国副主席、一般討論演説で国連擁護 多国間協力を強調

中国副主席、一般討論演説で国連擁護 多国間協力を強調

2021年9月26日の国連総会における一般討論会場で、中国の韓正国家副主席は演説を通じて多国間協力の重要性を強調しました。彼は「各国が共同して国連を守り、より強固な組織にするべきだ」と述べることで、トランプ政権下のアメリカが国連を軽視し多くの機関から脱退する意向を示していた中、中国は国連体制を支持する姿勢を明確に打ち出しました。この演説は、特にアメリカと対立しながらも、多国間の外交舞台で存在感を示そうとしている中国の戦略的姿勢を反映しています。

韓正氏は「第二次世界大戦後に誕生した国連を中心とする国際体制を守らなければならない」と強調し、これが現代の平和維持及び国際協調の基盤であることを訴えました。また彼は、「中国は常に新興・途上国グローバルサウスのために声を上げてきた」と強調し、アジアおよび他地域で発展途上国が直面する課題に対して中国が積極的な役割を果たすとの姿勢を示しました。

この一方で、イランと米国の関係悪化からくる中東地域の緊張については、「各国の主権と安全が尊重されなければならない」と指摘しました。具体的な事例として、ホルムズ海峡を挙げ「この地域における国際的供給網の安定性や貿易活動が保証されることが必要不可欠だ」と述べました。ホルムズ海峡は世界最大級の航路であり、その封鎖状態は国際的なエネルギー供給に深刻な影響を与えかねません。

この演説では、中国が日本との間で最近発生している問題に触れていません。特に、昨年11月に高市早苗首相が台湾有事を巡って国会で答弁した際以来、中国は国連の場やその他の国際的集まりで日本への批判を続けてきました。しかし今回の一般討論においては、この問題が特に取り上げられることなく、中国は国際協調と多国間主義にフォーカスを当てた外交姿勢を選択したのです。

韓正副主席の演説は、現代の国際政治における中国がどのような役割を果たそうとしているかを示す重要な指標であり、特にアメリカや他の先進国と対立する中でも多国間協力を通じて影響力を拡大しようとしています。今後もこのような演説が中国の外交政策形成にどのように影響を及ぼすか、世界は注視する必要があります。

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