愛知県名古屋市で開催されたアジア競技大会(読売新聞社協賛)では、26日にバスケットボール女子の決勝戦が行われ、日本代表チームは韓国と対戦。70-75で敗北し、2大会連続の銀メダルを獲得した。これにより、1998年バンコク大会以来となる金メダル獲得は果たせなかった。
試合序盤では日本が大きくリードを許し、一時は7点以上の差をつけられた。しかし、後半戦に入り、日立ハイテク所属の樋口選手の活躍などで徐々に追い上げ、一時は2点差まで詰め寄ったものの、最後まで逆転することができなかった。この結果、28年ぶりの金メダル獲得という目標を達成することは叶わなかった。
決勝戦の相手である韓国チームは準決勝で、アジア最上位の世界ランキングを誇る中国を下しており、その勢いに日本が対抗することは困難だった。試合終了後、デンソー所属でチーム主将の常田選手は「この悔しさを忘れずにまたコートに立ちたい」と涙ながらに語り、次回大会への意欲を示した。
試合全体では両チームとも守備からリズムを作るスタイルで臨み、速攻を狙う戦略が見られた。常田選手は「入りからディフェンスでプレッシャーをかける」と意気込んだものの、開始早々にゴール下へ進入され大量失点するという苦しい展開が続いた。また、マンツーマンディフェンスを仕掛けられてシュート成功率も低迷し、得点力の差に苦戦した。
しかし、この試合で特に目立った活躍を見せたのは、トヨタ自動車所属の田中選手と富士通所属の大脇選手だ。リバウンドで体を張る24歳の田中選手と、パワフルなドライブでゴール下をこじ開け22歳の大脇選手がチームトップの23得点を挙げ、日本の反撃を牽引した。
第4クオーターに入り、日本は観客からの声援も力となって追い上げたが、最後まで相手チームの堅実なディフェンスを崩すことはできなかった。試合終了後に大神雄子監督は「全てはプロセス」と述べ、若手選手が多い中でもワールドカップメンバーを含めた日本代表としての競争と挑戦の精神を続けるよう呼びかけている。この結果を受け、選手たちはこれからの成長に向けた道をさらに進む決意を新たにしている。(反保真優)
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