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朝乃山が熱海富士に快勝、3敗を死守「大歓声の中で取れてうれしかった」

朝乃山が熱海富士に快勝、3敗を死守「大歓声の中で取れてうれしかった」

大相撲秋場所13日目は25日、注目すべき試合が熱海市の国技館で行われました。この日、大関安青錦と平幕朝乃山がそれぞれ3敗を守ることに成功しました。特に注目されたのは、2年半振りの出場となった朝乃山の試合でした。

大関時代から世間の注目を集めてきた朝乃山ですが、両ひざのけがにより番付を落としていました。その彼は、今場所、結びの2番前で熱海富士との一戦に臨みました。この試合は、朝乃山にとって198キロもの幕内最重量を誇る相手を迎え撃つ大きなチャレンジでもありました。

「初めて横綱の相撲を下から見た。下からの目線とテレビの目線は違うので」と、朝乃山は支度部屋に戻った後も結びの一番のリプレイをじっと見つめました。このコメントは彼が現在の立場から大の里横綱の相撲を分析し、自身の技術向上に取り組んでいることを示しています。

朝乃山と富士は過去の対戦成績で2勝1敗という朝乃山のリードがありましたが、彼は「力を付けていて、油断したら持っていかれる。胸を借りるつもりでいきました」と述べ、過去の成績に一切の過信を見せませんでした。この日の立ち合いでは、朝乃山は良い角度で踏み込むとすぐさま左前まわしを引き、休むことなく相手に迫りました。

力強い体当たりの後、幕内最重量198キロの熱海富士を真正面から寄り切る見事な技を披露。この快勝は会場に大歓声と拍手が沸き起こる中で達成され、「大歓声の中で取れたのはうれしかったです」と彼は試合後に感慨深げに語りました。この勝利で朝乃山は、20場所ぶりとなる幕内での2桁勝利を達成しました。

今場所、大関時代以来となる3敗を守り続けています。さらに横綱の大の里がこの日1敗したことで、朝乃山は1差まで詰め寄りました。残すところ2日間となった現在も彼は冷静を保ち、「何も考えていない。気を引き締めて、一日一番頑張ります」と意気込みを示しています。

朝乃山が初優勝を果たしたのは令和元年夏場所であり、その時から7年4カ月が経過しました。もし彼が今場所、逆転優勝を成し遂げることになれば、琴錦の記録を抜いて最も期間の空いた横綱昇進になります。この大相撲秋場所は、朝乃山が再起をかけて一戦必勝で臨む姿が注目されるところです。(宝田将志)

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