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平野佳寿、引退登板で感謝の言葉「今ある力を尽くせた」

平野佳寿、引退登板で感謝の言葉「今ある力を尽くせた」

オリックス・バファローズに所属する平野佳寿投手がこの度、現役生活からの引退を発表しました。25日に行われたソフトバンク戦(9-0でオリックス敗北)で、平野は今季限りとなる最後の登板を果たしました。試合終了間際の九回に1人の打者を空振り三振に抑え、その場で引退セレモニーが行われ、「やり切らせてもらった。感謝してます」と達成感と共に語りました。

平野の現役最後の相手は、ソフトバンクの中村晃でした。2人とも今季限りで引退を決意しており、特別なラストマッチとなりました。平野の直球の最速は134キロに留まりましたが、実績あるフォークボールを効果的に投げて試合を終えました。往年の圧倒的な球威を取り戻すことはできませんでしたが、「今ある力を尽くして投げ切れた」と自らに言い聞かせ、満足そうな表情を見せました。

今季はコーチング兼任という形でプレーを続けてきた平野ですが、開幕戦では1軍のメンバーに名を連ねていました。しかし4月16日に登録抹消され、その後は試合出場がなくなりました。7月頃に負傷し、そこで現役引退を決断。その理由として「シンプルに戦力にならない。それが一番だ」と述べています。

平野は2006年、大学・社会人ドラフト希望枠でオリックス入団を果たしました。10年頃から先発投手から中継ぎ転向を本格化させ、2018年から3シーズンは米メジャーリーグでもプレーしました。日米通算で853試合に登板し、258セーブを記録しています。オリックスでは初めて名球会入りを果たすなど、輝かしい実績を残してきました。

引退を振り返る平野は、「楽しかったけれど、それ以上にしんどかった」と苦笑いしながら語り、プロ生活の厳しさを噛み締めています。「しんどい方が勝ってるかなという感じだね」と付け加え、マウンドでの長年にわたる闘争心を振り返りました。このようにして平野佳寿は、プロ野球界から新しい旅立ちを果たしました。(大石豊佳)

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