愛知県の名古屋で開催された2022年アジア競技大会において、スケートボード女子パーク種目が25日に行われ、驚異的なパフォーマンスを見せた16歳の長谷川瑞穂(S高校)が94.03点で金メダルを獲得しました。東京五輪において4位となった岡本碧優(MKグループ)は82.86点で3位の成績を収めました。
世界ランキング1位の長谷川は、最初の試技から88.83点という素晴らしいスコアをマークし、優勝が決まる得点を早々に記録。しかし彼女自身はこの結果を「確実に乗れる自分のベースとなるラン」と評価しています。
特に印象的だったのが、2本目のパフォーマンスです。他選手とは一線を画するほどのスピード感でコースを駆け抜け、空中に飛び出す際のエアーの高さも群を抜いていました。彼女が得意とする「フロントフリップ・インディグラブ」(板を裏表に一回転しながら空中へ飛び出し、背中側に回ってコースに着地する技)はクリーンに決め、「リラックスして挑戦できたので良かった」と満足感を示しつつも、3本目と4本目の試技では「もっと入れる予定だったトリックが実行できなかった」ことについて悔しさを表現しました。
長谷川は今年6月、WSTワールドカップ・ローマ大会で優勝するなど世界ランキング1位を維持していますが、東京五輪とパリ五輪で連覇の銅メダルを獲得したスカイ・ブラウン(イギリス)は2位、パリ五輪金メダルのアリサ・トルー(オーストラリア)が3位に入りました。長谷川は「世界と戦うためにはフロントサイド系のトリックを増やしたいが、時間はかかるだろう」と語り、「地道に大会ごとに自分なりの方法を模索していくつもりです」と今後の意気込みを述べています。
競技から離れた彼女は、まだ一人の高校生でもあります。今年から通信制高校に進学したことに関して報道陣から問われると、「勉強が苦手なので、そういった点では通信制は楽だし、ありがたいです」とあどけなく笑顔を見せました。ロサンゼルス五輪に向けては「けがなく常に自分のベストコンディションを保つことができるようにしたい」と語り、他を寄せ付けない強さとその一方で見せるあどけなさから確かな自信を感じさせています。アジアの頂点に立った長谷川は、次なるステージへの準備を着実に進めているようです。
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