沖縄北方担当相を務める葉梨康弘氏は、NHKの「日曜討論」において、24日に沖縄県を訪れ、現職知事の玉城デニー氏と、次期知事候補である古謝玄太氏の両名と面会する意向を明らかにした。この動きは、沖縄経済の強化や基地跡地利用など、地域振興を目指す高市早苗首相からの要請に応える形で行われている。古謝氏は13日に実施された県知事選挙で、自民党を含む6党連合の支持を得て玉城氏を破り当選したことが記録されている。任期末日は29日に設定されており、この知事交代の時期を迎えた中で葉梨氏は現職と後継者の両名から直接沖縄のニーズを伺うことになる。
令和9年度に向けた沖縄振興予算に関して、内閣府は2897億円を概算要求している。葉梨氏はこの金額が現時点での計上額であり、「プラス事項要求」という形式を取っていることを説明した。同氏は、単に予算総額を重視するのではなく、地元住民の真のニーズを反映し必要な事業へ予算を配分していく方針を示した。「沖縄振興に本当に役立つ形で予算を組み上げていきたい。そのためにはしっかりと地元の声を聞き、それに基づいて予算を作っていくことが重要だ」と強調した。
一方で、法務大臣に就任した山下貴司氏は、選択的夫婦別姓制度に関連して旧姓使用の拡大を目指す考えを表明。番組内で彼は個人的な体験として、「私の娘も結婚し、戸籍上氏が変わった。その経験から自分ごととしても理解が深まった」と述べ、改姓に伴う不便や不利益を認識する立場を示した。高市首相からの指示により、関係閣僚と協力し旧姓使用の拡大および周知活動を進める基盤整備に取り組むことが求められている。山下氏は「法整備も含め、さらなる動きを加速し旧姓使用の拡大を推進していく」と宣言した。
過去には選択的夫婦別姓制度導入に対する反対意見も示してきた山下氏は、番組内で制度を採用した家庭では、夫婦の一方と子供が異なる氏を持つケースが生じ得ることへの懸念も表明。国会審議でも、野党案による「事実上の家族別姓」や戸籍の分割化リスクを挙げて問題点を指摘していた。今後も山下氏は、この社会制度改革における重要な役割を担っていくことが期待されている。
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