政治

古謝玄太氏初当選を支えた女性後援会長、抗議船事故の影響に言及

古謝玄太氏初当選を支えた女性後援会長、抗議船事故の影響に言及

13日に投開票された沖縄県知事選で初めて勝利し、30日から新任期を迎える古謝玄太氏(42)の後援会長として活動した前田貴子氏(61)が、名護市において産経新聞の取材に応じました。現職である玉城デニー氏(66)を大差で下し、約14万7000票の支持を獲得した古謝氏の勝利について、前田氏は「争点ではなかったが、3月に発生した抗議船事故の影響も大きかったと考える」と述べました。

当初、保守系候補者選考委員会で擁立された古謝氏は現職の玉城氏に対し劣勢と見られていました。しかし、3月16日に辺野古沖で発生した抗議船2隻の転覆事故により、同志社国際高校(京都府)2年の武石知華さん(17)を含む2名が亡くなるという悲劇が起こりました。この事故は地元メディアで報道されにくいものの、SNS上では大きな関心を呼び起こし、政治的風向きが変わる契機となったと前田氏は指摘します。

事故当時、転覆した抗議船を運航していた「ヘリ基地反対協議会」は玉城知事が支持する団体であり、その結果として玉城氏自身も批判の対象となりました。前田氏は名護市出身であることを強調し、「安和桟橋で発生した事故における玉城知事の対応が非常に問題だった」と批判します。この事故では、令和6年に名護市安和国道で抗議者を制止しようとした警備員がダンプカーにはねられ死亡するという悲劇がありました。玉城氏は事業者の要求するガードレール設置を拒否し、事故状況が確認できる防犯カメラ映像の公開にも慎重だったということです。

このような背景から「玉城県政の対応は許せない」と感じており、今回の選挙で古謝氏に勝利してもらい、沖縄の未来を刷新する必要があると考えたと前田氏は述べます。また、名護市では平成9年からヘリ基地反対協議会がキャンプ・シュワブ沖(辺野古沖)でのヘリパッド建設に抗議を続けてきました。この30年間、住民は分断されたと前田氏は指摘しますが、「沖縄の発展と経済成長の必要性」が選挙結果に大きく影響したと考えています。

これから県政を担う古謝氏に対し、「事故のご遺族に寄り添い、全容解明や責任追及、再発防止策の実現に向けた取り組みを強く求める」と訴えています。そして、「真の『命どぅ宝』(命こそ宝)と平和希求の本質を再考する必要がある」とも述べ、沖縄県政の新たなスタートに期待を寄せています。

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