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固定電話廃止で公用スマホ導入へ:香川県坂出市が新たな取り組みを開始

固定電話廃止で公用スマホ導入へ:香川県坂出市が新たな取り組みを開始

香川県の坂出市は、2023年2月28日から固定電話を廃止し、職員に公用スマートフォンを配備するという画期的な施策を開始した。この新しいシステムの導入は、市民サービス向上と業務効率化を目指すもので、2031年までの5年間にわたり約4400万円が投じられる予定である。

この取り組みは、職員が公用スマホを持ち歩くことによって、外出中でも電話対応が可能になる点が最大の特徴であり、これまでの固定電話に依存する状況から脱却しようというものだ。市役所内部では、人事異動時に各部署ごとに電話機を増設または撤去する必要がなくなることで、その費用削減効果も期待されている。

具体的には、市民からの問い合わせがあった際、同じ部署内の職員が持つスマートフォンが一斉に鳴るようなシステムを構築しており、これまで以上に迅速かつ円滑に対応することが可能になった。この仕組みは他部署への転送も容易に行えるよう設計されている。しかし、市役所全体を代表する電話番号や各部署ごとの電話番号に変更はなく、従来通り利用できることも強調されている。

加えて、市はスマートフォンを持たない職員や特定の場所での対応に向けて、「ガラホ」と呼ばれる折りたたみ式携帯電話も導入する。これらは庁舎1階の総合受付や警備員室などに設置され、市民からの問い合わせを迅速に処理する役割を担うことになる。

このような先進的な取り組みは、従来型の行政運営からデジタル時代への移行を示す一例であり、他自治体でも同様の施策が模索されている。固定電話の廃止という大胆なステップは、職員間のコミュニケーションを改善し、市民サービスの向上に直結するものである。今後、この取り組みがどのように行政効率化や市民満足度向上に寄与するか、注目されていく。

坂出市のこの新たな試みは、他自治体にも大きな影響を与える可能性があり、デジタルトランスフォーメーション(DX)という観点から見ても非常に重要な事例と言えるだろう。市役所の運営方法やコミュニケーション手段が大きく変わりつつある現在、このようなイノベーションは行政サービスを次世代に向けて進化させる一助となることだろう。

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