愛知・名古屋で開催されたアジア競技大会において、25日に行われたスケートボード男子パークでは新進気鋭の若手選手が躍動した。15歳の永原依弦と志治群青はそれぞれ金メダルと銅メダルを獲得し、日本スケートボード界に新たな風を吹き込んだ。試合後の記者会見では彼らの自由奔放なコメントが注目を集めた。
永原と志治はこの大会で表彰台に上り詰め、これから海外での活躍も期待される若手スケーターだ。特に永原依弦はパリ五輪日本代表であり、世界ランキング3位(2021年9月25日時点)の兄・悠路を持つことでも知られる。記者会見では兄に関する質問が飛び出し、「思い出深いエピソードは?」と問われた永原は「ゲームしている時にちょっかいを出されること」と即答。このようなフランクなやり取りが見られ、彼らの若さ溢れる姿勢が垣間見えた。
世界的にも注目度が高まっているスケートボード競技だが、特にパーク男子では日本人選手のメダル獲得はなかった。しかし、永原と志治は前向きな見解を示した。「最近のローマ大会で優勝したことでやる気が増しているし、次回の東京五輪ではメダル獲得も期待できる」と永原。志治も「日本はレベルアップしており、2年以内に実力がつけばメダルを取れると思う」と語った。
また五輪初採用された東京大会に刺激を受けたかとの質問に対し、永原は「堀米雄斗選手を見てすごいなと思った。彼の姿勢がカッコよかった」とファン目線で語り、スケートボードへの尊敬と憧れを表現した。
永原依弦、志治群青という個性的な名前についても質問され、「聞いたけど忘れちゃった」と笑顔で回答した永原や「姉の影響で色を意識して青が入ってる」群青と説明した志治。名前について聞かれ、「特に変えたくない」と満足気な様子だった。
記者会見の経験は浅いものの、二人とも自由な発言を連発。報道陣からも笑みがこぼれる場面が多々あった。しかし、彼らのスケートボードに対する情熱やカルチャーの理解は深い。
試合中、最後の大技「ボディバリアル・ロデオ」を失敗した志治だったが、観客に見せたいという思いから再挑戦。この姿勢はスケートカルチャーへの深い理解を示している。失敗後に体を強打し立ち上がれなくなった志治の姿に、永原がコース脇でスケートボードを叩きつけ、これが会場を盛り上げるきっかけとなった。観客から拍手が送られ、志治はそれに応える形で担架の上から手を挙げた。
志治がトリックを披露したいという思いや、永原が仲間を支援する姿勢は、スケートボードカルチャーの本質的な部分を体現していた。彼らの活躍により、新しい世代のスケーターがどのようにこの文化を受け継ぎ発展させるか大きな期待が寄せられている。
返信を残す