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摂津市に新幹線サウナ複合施設を創出、地元工務店がクラウドファンディングを開始

摂津市に新幹線サウナ複合施設を創出、地元工務店がクラウドファンディングを開始

大阪府の摂津市は、「通り過ぎるだけの街」と揶揄されることもあったが、地元企業によってそのイメージを変えようという動きが出ている。花岡工務店(大阪府摂津市新在家)は、新幹線の鳥飼車両基地隣接地に「避ス地 未知の駅 摂津サウナ」という施設を計画している。この施設では、走行中の新幹線を眺めながらサウナを楽しむことができるだけでなく、飲食店や子供向け遊び場、コワーキングスペースも併設。これらの要素を活かして多世代交流の拠点を目指し、地域活性化に寄与することを狙っている。

摂津市は人口約8.6万人のベッドタウンであり、工場や倉庫が多く立ち並ぶ。花岡工務店社長の花岡雅仁(47)は、「摂津市には観光地もなく、大型ショッピングモールや遊園地、映画館も存在しない」と現状を述べる。また「スターバックスコーヒーすらない」ことから、「摂津市ってどこ?」という声が多く上がるのが実情だと語る。このような背景から、彼は地元を活気づけるプロジェクトを立ち上げた。

サウナ設置のきっかけは個人宅リフォーム中に生まれた。花岡社長が令和6年からオーダーメードサウナ製作を開始し、軽トラックに乗せられるコンパクトなサウナを含む30~40台を年間で生産している。その過程で、隣接する280坪の農地を借りて大規模なサウナ施設計画が進行中となった。この時、花岡社長は「摂津市を盛り上げる場所にしたい」という強い思いでプロジェクトの具体化に向け動き始めた。

地域活性化に対する同社の熱意は、企業と学生を巻き込んだ「ネクスト・セッツ・アライアンス」結成にも表れている。この団体は地域創生を目指し、すでに100社近くの企業が参画しているという。さらに、社会的な経験を求める学生と人材獲得を望む企業間の橋渡し役を担うことも目指しており、地域コミュニティの強化に努めている。花岡社長は「摂津市が元気で熱い街と言われるようになることを目指しています」と力強く語った。

このプロジェクトは、地域の活性化だけでなく新しい観光スポットとしても注目されており、クラウドファンディングを通じて多くの支援者から期待が寄せられている。摂津市が「どこなん?」という声ではなく、「行ってみたい」と言われる街に変わる日は近いかもしれない。

新幹線サウナ複合施設の実現に向け、花岡工務店と地域住民、そして多くの企業や学生が一丸となって取り組んでいる。このプロジェクトは、単なるサウナ施設を超えた新しい交流拠点として、摂津市の未来を切り開こうとする挑戦でもある。

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